飯舘村社会福祉協議会について
社会福祉協議会とは
「社会福祉協議会(社協)」は、社会福祉法に基づきすべての都道府県・市町村に設置され、地域住民や社会福祉関係者の参加により、地域の福祉推進の中核としての役割を担い、さまざまな活動を行っている非営利の民間組織です。
全国社会福祉協議会(全社協)は、これら社協の中央組織として、全国各地の社協とのネットワークにより、福祉サービス利用者や社会福祉関係者の連絡・調整や活動支援、各種制度の改善への取り組みなど、わが国社会福祉の増進に努めています。
飯舘村社会福祉協議会概要
名称 | 社会福祉法人 飯舘村社会福祉協議会 |
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所在地 | 〒960-1803 福島県相馬郡飯舘村伊丹沢字伊丹沢571 陽だまりの家 |
電話番号 | 0244-42-1021 |
FAX | 0244-42-1040 |
令和6年度 運営方針・事業計画
運営方針
平成23年3月11日の東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所の事故から14年目、避難指示解除からも6年となる本年。ようやく、昨年5月に残されていた長泥地区の解除がなされ、村内での営農をはじめ、商工業、サービス産業等の再開、ハード面では復興住宅や道の駅などの公共施設整備事業も進み一段落の感がありますが、依然新たなソフト事業の展開や、新たな村民へのニーズ対応、さらには遊休施設の利活用など、数多くの課題が山積しており村民生活の再生は道半ば、未だ未だ「復興」と言うには程遠くも感じられます。
<帰村状況等>
令和6年2月1日現在の村の住民数は4,674人で前年同期4,802人と比較して128人減少しています。これは自然減、社会減によるもので、特に高齢者を中心に死亡者の増と、若年層を中心とした転出者の増によるものと思われます。村内居住者は1,533人で前年同期1,502人と比較して31人増加。その主な要因として、帰村者が1,207人と前年同期19人減、転入者が268人で前年度同期43人増、特老入居者43人で前年度同期7人増などと新たな村民の存在が大きくなっています。
また、避難先での住宅等取得者は2,824人(60.4%)、復興公営住宅入居者148人(3.2%)で、昨年同期それぞれ139人減18人減となっているものの、今後も村と避難先での生活を継続する二地域居住などの村民が数多く残ることが予想されます。
さらに、帰村者に見る高齢者は815人で高齢化率は67.4%、村全体の高齢化率44.4%と比較しても非常に高く、高齢者のみの世帯・昼間単身世帯に対する福祉対策が喫緊の課題となっております。
<これまでの主な事業>
当会では村及び県社会福祉協議会等から様々な事業を受託し、地域福祉・高齢者福祉をはじめとした社会福祉活動の充実に努めてきました。
昨年は、福祉チャリティー祭りや村主催の敬老会など、感染対策をしながら盛会裏に開催することが出来ましたが、相変わらず内容変更を余儀なくされた事業・イベント等があったことは残念なことでありました。
帰村者に対する活動としては、避難解除時より日常生活支援事業(ボランティアによる外出支援から、雪かきや除草、車イス介助、掃除、片付けなどの家事全般の支援)、村のサポートセンター「つながっぺ」の運営を受託し、利用者の募集と相互の交流を図り、「生きがいづくり」「心身の健康増進」を目標に取り組んできました。
また、令和元年からは、地域住民の主体的な運営による地域サロンの開催・交流を支援し、介護予防体操(百歳体操)の普及事業に取り組み、住み慣れた地域で、お互いに支え合い健康で安心して暮らせる地域コミュニティの復活に取り組んでいます。また、令和3年度から生活支援ワゴン運行事業(無料)を村から受託し、買い物や通院など村民の足の確保に寄与しています。
村外(避難先)においても、発災直後からの見守り訪問(個別支援:安否確認や相談活動)や各地域でのお茶のみ会(地域支援:交流事業)を継続して実施してきました。
さらに、昨年10月より村からの要請により障害を持つ方々の活動の場として「地域活動支援センター」の運営を受託しています。今後少しでも利用者が満足できるような内容にしていきます。
<令和6年度は>
コロナ対策・対応は軽減されたものの、引き続き村政振興目標の「明日が待ち遠しくなるような、ワクワクする楽しい飯舘村を目指して」に寄与できるよう、様々な事業に取り組んでいき、次の10年に向かって「互いに支え合い、安心して暮らせる福祉の村づくり(地域共生社会)」を進め、「一人一人に寄り添い・我が事として」を胸に、新たな支援につながる事業に積極的に取り組むことはもとより、本来の社協活動を再考し各種事業の展開と充実を図ってまいります。
また、村内での活動の継続と充実を図りながら村内外においても見守り訪間(個別支援)やお茶のみ会(地域支援)への活動支援、生活支援ワゴン運行事業により村民の買い物等を支援するとともに、いいたてクリニックやサポートセンターへの送迎などを、運行内容を見直しながら継続します。更に、新たな村民(U・I・Jターン)への見守り活動、生活支援などに積極的に取り組み、継続実施します。
重点目標
令和6年度福祉活動目標
(一人一人に寄り添い・我が事として)
- 互助、共助に加え、自助、公助の充実による地域コミュニティづくりの支援
- 介護予防・総合相談事業等を通した高齢者福祉の充実
- 高齢者のニーズに応じた日常生活支援の継続と充実
- 避難先住民の自立に向けた見守り・訪問活動の継続
- ボランティアや地域住民の積極的な参加による地域福祉の充実
- 村民の福祉に対するニーズの分析
- 情報の発信や交流を通した地域の活性化
実施項目
- 法人組織・運営の強化
- ① 理事会、評議員会、監査会等の計画的な開催
- ② 役員及び職員の研修機会機会の提供と内容の充実
- ③ 行政、関係機関、団体との連携
- 財政基盤の確立
- ① 会費の募集
- ② 関連団体への協力依頼
- 地域福祉事業
- ① サポートセンター「つながっぺ」運営事業
- ② コミュニティ形成事業
- ③ 家族介護支援事業
- ④ 生活支援相談員配置事業
- ⑤ 日常生活自立支援事業
- ⑥ 生活福祉資金貸付事業
- ⑦ 広報事業
- ⑧ 心配ごと相談事業
- ⑨ 地域ボランティア活動事業
- ⑩ 生活福祉用具・車両貸出事業
- ⑪ 福祉活動団体助成事業
- ⑫ 福祉チャリティー祭り事業
- ⑬ 地域サロン支援事業
- ⑭ 放射線相談支援事業
- ⑮ 生活支援ワゴン運行事業
- ⑯ わくわく健康づくり事業
- ⑰ 地域活動支援センター運営事業
- ボランティアの受入れと育成・支援
- ① ボランティアの発掘(社会資源の確保)
- ② ボランティア団体連絡協議会の組織体制整備
- ③ 防災訓練の実施
- 共同募金運動の推進
- ① 赤い羽根共同募金活動の展開
- ② 赤い羽根被災地住民支え合い活動助成事業の相談窓口
理事・評議員
任期:令和5年6月27日~令和7年6月の定時評議員会まで
会長
氏名 | 所属団体名等 |
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齊藤 修一 | 飯舘村社会福祉協議会 |
副会長
氏名 | 所属団体名等 |
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長谷川 花子 | 飯舘村婦人会 |
理事
氏名 | 所属団体名等 |
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杉岡 誠 | いいたて福祉会 |
志賀 清一 | 飯舘村ボランティア連絡協議会 |
髙橋 孝雄 | 飯舘村議会 |
中川 喜昭 | 飯舘村行政区長会 |
菅野 茂 | 飯舘村老人クラブ連合会 |
横山 初彦 | 飯舘村身体障がい者福祉会 |
石井 秀徳 | 飯舘村役場健康福祉課 |
松原 光年 | 飯舘村民生児童委員協議会 |
監事
氏名 | 所属団体名等 |
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山田 義忠 | 飯舘村商工会 |
髙野 孝一 | 飯舘村代表監査委員 |
評議員
任期:令和3年6月23日~令和7年6月の定時評議員会まで
氏名 | 団体名等 |
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渡部 功 | 飯舘村草野行政区 |
髙橋 正一 | 飯舘村小宮行政区 |
菅野 寿永 | 飯舘村佐須行政区 |
大東 勇 | 飯舘村宮内行政区 |
山田 利一 | 飯舘村上飯樋行政区 |
菅野 一代 | 飯舘村比曽行政区 |
本名 洋文 | 飯舘村関根松塚行政区 |
和田 憲昌 | 飯舘村臼石行政区 |
三瓶 たつ子 | 飯舘村更生保護女性会 |
山田 郁子 | 飯舘村人権擁護委員 |
西尾 ツネ | 飯舘村赤十字奉仕団 |
渡邊 春治 | 飯舘村商工会 |
佐藤 健太 | 飯舘村議会 |
評議員選任解任委員
任期:令和3年6月23日~令和7年6月の定時評議員会まで
氏名 | 所属団体名等 |
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髙橋 日出代 | 飯舘村深谷行政区 |
今野 茂之 | 飯舘村前田八和木行政区 |
青田 光雄 | 飯舘村前田行政区 |
髙野 孝一 | 飯舘村社会福祉協議会監事 |
安齋 香 | 飯舘村社会福祉協議会事務局 |
定款
職員の体制について
現在の組織体制は、部門ごとに職員を配置し、事業を展開しています。各部門の主な業務(事業)内容は、次のとおりです。
アクセス
飯舘村社会福祉協議会
FAX. 0244-42-1040